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医院名 |
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仁保耳鼻咽喉科医院 (にほじびいんこうかいいん) |
院長 |
仁保 正和 (にほ まさかず) |
住所 |
〒221-0834 神奈川県横浜市神奈川区台町1-1 |
診療科目 |
耳鼻咽喉科 |
電話番号 |
045-311-2692 |
自由診療を行っている主な理由は、適切な処置を行うためです。
耳鼻科の多くの治療法の内、処置は大変大切なものです。処置を適切に行うと手術をしないでも治すことができる程の効果があります。しかし、現在の保険診療では多くの症例を診なければならないので、そのような処置を行っている時間がありません。
私は以前高校時代の元担任に頼まれて、断りきれずに、ある病院の耳鼻科で診療したことがあります。そのとき、私のところで行っているのと同じ方法で診療したところ、1時間の間に診ることができた症例は7,8人でした。沢山の人を診なければ
ならないところでは、時間がないなどのため、必要かつ十分な処置を行うことは難しいでしょう。体力のない幼児では、くり返したり、重症になることが多いので、特に処置は必要です。
鼻と上顎洞の処置には、吸引と洗浄があります。吸引は十分行っても、洗浄に比べると効果は不十分です。洗浄、膿の細菌検査と抗菌薬感受性検査で調べた有効な抗菌薬の投与を併用すると、鼻炎と副鼻腔炎を短い期間で治すことができます。
鼻漏と鼻閉が長引くと、鼻の炎症は中耳炎、反復性中耳炎、アデノイドの炎症を起こし咽頭、喉頭の炎症を起こす引き金になります。鼻で呼吸ができないと口で呼吸するため、気管に病気が起こることもあります(気管支炎や肺炎)。病気が起こっているときには、これらの病気の治療のために洗浄は必要な治療ですが、いつも鼻呼吸が出来るようにしておくことは予防としても大切なことです。原因菌が強毒性(インフルエンザ菌、肺炎球菌など)であっても、洗浄すると多量の鼻漏を早く失くすことができます。
昨年インフルエンザに、2週間の間をおいて2回罹った4歳の子供がいました。強毒性菌により強い鼻炎が起こったとき、インフルエンザにも罹った子供です。抗インフルエンザ薬を服用し一時治まったようにみえたが、多量の鼻汁の治療をしなかったために鼻汁の中に残っていたウィルスが再度増殖して、2度目のインフルエンザにかかったとかんがえています。洗浄をしていたならば、ウィルスの再増殖はおこらなかったでしょう。
アデノイド肥大のための処置としても、洗浄は大切です。呼吸困難、いびき、睡眠障害などを1,2歳で訴える子供は、それらが鼻炎とアデノイド肥大によって起こっていることが多いでしょう。その場合でも、鼻洗浄と有効な抗菌薬の投与で症状を消失させることができます。アデノイド切除をすすめられていることがありますが、切除しなくても治すことができます。
乳幼児期から中耳炎をくり返していると、鼓膜の緊張性が失われ、難聴になることがあります。
今中耳炎がなくても、中耳炎をくり返していた子供の中に耳管狭窄が残っている子供が少なくありません。多くの場合、鼻洗浄と耳管通気療法を行うことが必要です。そうすると、耳管通気度が正常に戻り、鼓膜の緊張性が回復して難聴が治ります。
頭痛、集中・記憶・思考低下、眠気、嗅覚低下
鼻炎、副鼻腔炎、耳管狭症、中耳炎、アデノイド肥大などがある子供では、多くの場合これらの症状をもっています。洗浄などの治療後これらの症状が消失すると、別人のように活発になります。これらは耳鼻科の病気の症状の中で、見過ごすことができない症状です。大人でも現れますが、体力がない子供では特に症状が強く現れます。